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TeleVue-60(テレビュー・シックスティ)レビュー
           米国SmartMoney誌、 Joe Light著


「スターゲイジング」

昨今の望遠鏡はとてもハイテク、星ぼしをかってに探し出してくれる。さて、今夜は天文市場で世界的に著名なベテランアマチュアのご意見をうかがうことにしよう…
                  米国SmartMoney誌、著Joe Light


午前3時30分、アリゾナ州、ある雲のない夜空の下、デビッド・レビーはこれまで何千回と見てきたように金星に照準を合わせていた。レビーの名前を知らない人もいるだろうが、彼はおそらく世界で最も有名な天文アマチュアである。80年代初頭から21の彗星を発見し、小惑星のドキュメンタリでエミー賞を授与された。今夜もレビーは夜空で22番目の彗星を狙っているが、今回はごく一般的なアマチュア向けの望遠鏡5台を使用してもらう。
望遠鏡を持っていない人が最近の望遠鏡を見れば、遠隔操作から特殊光学系まで、ハイテクがベーシックな望遠鏡にまで浸透していることに驚くかもしれない。そこには長い筒の望遠鏡の姿はなく、望遠鏡の体をなしていないようにも見える。安価な「Go-To」と呼ばれる機能で、見たい恒星や惑星を自動的に探し出す。キーパッド上で「ブラックホール」と入力すると、ブラックホールを探し当ててくれる。
はたしてそんなに簡単なのか。本当に大切な機能は何か。天体市場を活性化させた「火星探査機」や「月旅行」の雑談を経て、我々はレビーに最良の望遠鏡を選んでもらうことにした。11年前、後に木星に衝突したシューメーカー−レビー9彗星を発見したレビーは世界的な注目を浴びて一躍、時の人となる。最近、レビーはアリゾナ州ツーソン郊外の自宅にドームとボックス型観測所を建て、大きな望遠鏡を7台設置。ただし、今夜は我々にレベルを合わせてもらい、よくできた初心者用の望遠鏡をテストしてもらう。
我々は5台の望遠鏡をレビーのまわりに設置し、レビーは回転椅子で順番に見ていく。まずは、ハーディン社のDeep Space Hunter。「木星をみたことがある?」と、レビーが訊ねる。「はい」と答えたが、像が小さくて少々がっかり。後で聞くと、設定の倍率ではあの大きさになるそうだ。「このドブソニアンは27キロ以上もあって、運べないね。」とレビー。我々はこの望遠鏡を組み立てるのに1時間かかったことをレビーには言わなかったが、レビーはすでにこのドブソニアンを候補から外し、「この望遠鏡を本気で持ち歩きたいと思う?」と不満げである。
次は米国オライオンのSkyQuestXT10 Classicをテスト。温度変化が大きくても像をクリアに保つパイレックスガラスを採用したドブソニアンだ。その夜、気温はわずか数時間で38度から21度までいっきに下がる。「ただし、星像はハーディン社のドブソニアンほどくっきりとしないね。」と、レビー。その上、36個を超える小さなネジと部品で組み立てるという仰天すべき組立工程が待っている。フェアに比較するため、レビーはオライオンのドブソニアンに異なるアイピースを数個装着してプレアデス星団に照準を合わせたが、最終的に問題が望遠鏡にあることを指摘、「プレアデス星団の周りにモヤが見える?これがミラーの欠陥だよ」。オライオンのスポークスマンは言った。「問題はミラーのアライメントにありそうだ。我々は常に最高の規格を保とうと努力している」と。もちろん、すべてのメーカーはそうした努力を積み重ねているのだが。
最近の売れ筋は、星を探し出してくれる望遠鏡だ。セレストロン社のNexstar4GTには、低価格の望遠鏡に付属する赤道儀の代わりに、星を探し出してくれるGo-To機能が組み込まれている。セレストロン社のウェブサイトによれば、「市場で最も使いやすい望遠鏡のひとつ」ということだ。レビーはベガを見ることにした。人工衛星から座標を取得するGPSとは違い、いくつかのセットアップ操作を必要とする。望遠鏡を北に向け、キーパッドで最も近い都市と日時を入力すると、突然、望遠鏡は旋回しはじめる。すごい。次に、簡単なアライメントを加える。取扱説明書によれば、これでベガが入るはず。ところが、望遠鏡はゆっくり、ぐるぐると回転を続けるばかり。電源を切って、もう一度トライするが、はやり止らない。3度目の正直。完全に分からなくなった。「これはおかしい。きりがないね。」と、レビー。旧式なやりかただが、ファインダーを覗きながら導入することにしたが、このシステムでは望遠鏡をマニュアルで動かすことができない。正常に動くまで、地上で最も経験のあるアマチュアが何時間も掛かってしまった。セレストロン社の見解は、こうした混乱ははじめてだが、電圧が低かったのが原因かもしれないとのこと。
必ずしもGo-Toを恐れることはない。もう少しスムーズに動くものだ。次にレビーは、ミード社のETX-90ATで、17光年先で青白くきらきらと輝くアルタイルを狙う。ここでも、都市と日時を入力し、望遠鏡を北に向ける。2回トライしたが、最終的にはアルタイルをとらえた。次に、データベースに格納された3万天体のひとつ「こと座の環状星雲」を狙う。2分も経たないうちにその星雲の姿が視野に入った。天王星から月に至るまで、探索を続けた。そのすべてに感心したようすのレビーは、「とてもくっきりとした見え方だね」と評価。レビーはまた、Go-To機能をスキップし、手動で操作できるシステムも気に入ったようだ。
それでもまだ最高の望遠鏡は決まらない。我々はテレビュー社のTV-60を最初に見たとき、口径は最小でGo-To機能もなく、アイピースやダイアゴナルなど必要な付属品もないことから、価格が高すぎると思えた。どんな人がこうした望遠鏡を買うのか、疑問に思った我々にレビーはこう言う。「光学的に中身のない望遠鏡にいくら「Go-Toからくり」を付けてみても意味がない。TV-60はこの点で最も優れている。」レビーはすぐに木星に焦点を合わせ見せてくれた。木星が何倍もの大きさに見え、その詳細もよりはっきりと捉える。実際、TV-60の視野は他の望遠鏡より25%も広い。「う〜ん、魅力的な望遠鏡だ」と、うなるレビー。この後、他の望遠鏡のテストも繰り返したが、レビーはやはりTV-60にひかれている。
TV-60のセットアップは簡単で、車の助手席に軽くフィットする唯一の望遠鏡である。我々が価格のことを告げても、レビーは譲らない。そして、朝日が地平線に顔を出すころになってもTV-60にくぎづけになっていたレビーは言った。「この望遠鏡、譲ってもらえない?」。


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TeleVue-60(テレビュー・シックスティ)レビュー
「スカイ&テレスコープ」のテスト・レポートからの抜粋
                  
Dennis di Cicco著


小さな力持ち
テレビュー社「TV−60(テレビュー・シックスティ)」

「望遠鏡は口径が物を言い、常に大きいほどよい」とお思いの方は、もういちど考えてほしい…米国天文誌「スカイ&テレスコープ」のテスト・レポートからの抜粋
著Dennis di Cicco


保守的で頑固なアマチュアの私が使う望遠鏡を見て、小さすぎてまともにコメントする気になれないとでもいいたげに「キュートだ(かわいい)ね」という人たちがいる。いささかがっかりする。まあ、テレビュー社の新型アポクロマート「TV−60」の姿を見ると、「キュート」という表現も悪くない。正直なところ、TV−60には「この小口径でこんなに見えるのか」と感心させられることがよくある。もちろん、この望遠鏡にも光学の法則を破ることはできず、60ミリを超えて集光することもできない。ただし、ブリーフケースに収まるくらい小さな望遠鏡にベテランのアマチュアが真剣になれるかというあの「きまり文句」を覆すことはできる。

TV−60の外観とメカニズム
口径70ミリのレンジャーがなくなった今、TV−60はテレビュー社唯一の1 1/4″接眼部を備える望遠鏡だ。アル・ナグラーによれば、テーパー形状の鏡筒に至るまでさまざまな形状を試みたが、機能と美しさのバランスがとれた現行の形状に落ち着いたそうだ。ただし、この鏡筒形状では標準的な鏡筒バンドを使用できないため、鏡筒の後尾にダブテールブロックが固定される。そのブロックには3つのカメラネジ(小ネジ 1/4″20)が施され、カメラ三脚等に対応。ダブテールブロックは、鏡筒の前後重量バランスをとるためにレールの上を約64ミリまでスライドする。もちろん、鏡筒が落ちないようにレールの末端にストッパーが付いている。
鏡筒長は最も短く収めたときで260ミリ、最も大きなフードの直径は約70ミリ。スライド式のフードは対物レンズから50ミリ引き出せる。接眼部のできも非常によい。粗微動に分割され、粗動部は52ミリ引き出せて適切な位置でネジ固定できる。微動部はヘリコイド式で17ミリ動かすことができる。焦点位置の異なる複数のアイピースを使っても十分な可動範囲だ。
眼視使用時はスターダイアゴナルを併用する。ちなみに、テレビューの90度ダイアゴナル+パンオプティック24ミリを組み合わせたときは、無限から5.3メートルの近距離まで合焦する。また、地上用に、90度ダイアゴナルよりも光路長が30ミリ長い60度ダイアゴナルも用意されている。アイピースだけを直接装着しても合焦しない。ただし、35ミリの一眼レフカメラはT-リング+1 1/4″カメラアダプターで直接焦点撮影が可能。

昼間のTV−60
TV−60のファーストライトの相手は、事務所から9メートル以上離れた葉をちょこちょこ渡り走る虫たちだ。色は忠実に再現され、くっきりとした見え方は注目に値する。背景が明るい空であるにもかかわらず、散乱光がまったくない。昔のクエスターの宣伝文句ではないが、まるで「長焦点の顕微鏡」を覗いているような感覚である。TV―60が天体以外の分野でも大きな潜在能力を持つことの証拠であり、感動ものだ。
金星の日面通過のとき、セレストロンの5インチSCTをやめ、TV−60を持っていくことにした。TV−60専用のキャリーケースには望遠鏡のほか、3本のアイピースとダイアゴナルミラーが整然と並び、かつ、そのキャリーケースが手持ちのラップトップコンピュータといっしょに旅行バッグにぴったりと収まる。メーカー自慢の「どこでも望遠鏡」のコンセプトに納得。
TV−60にバーダーのソーラーフィルムを装置し、40倍で日面通過を観測する。太陽の全景をカバーする視野内には、シャープな輪郭と、にごりのないくっきりとした像と、思っても見ないほど深い漆黒の円形を確認できた。また、驚くなかれ、パンオプティック24mmで15倍、実視界4.3°、ナグラー9mmで40倍、実視界2°。この見事な携帯性とあいまって、日食ツアーには最適なパッケージである。

夜のTV−60
夜空に輝く星の下で光学系のきびしいテストをしたが、今回のレポートのなかで最も驚いたのがこのときだった。その他のテレビュー屈折望遠鏡同様、TV−60には基本的に色ずれがない。月の輪郭は、真っ暗な夜空を背景に純白に見え、明るい恒星に焦点を合わせても、色ハロに囲まれることなく、微妙な色合いが分かる。像をクリーンに再現する能力をテストするきびしい対象の、きらきらと輝くベガを120倍で見ても、青白いエアリーディスクをいくつかの白いディフラクションリングが取り巻き、色ハロを感じることがない。
アル・ナグラーの計算によると、TV−60の色補正は、従来のクラウン・フリントのF25アクロマートに相当するそうだ。TV−60のF値が「6」であることを考えると、驚くべき性能である。TV−60を高性能なF15アクロマートとサイドバイサイドで比較する。ほとんどの対象でその差はわずかだったが、月の輪郭やベガを高倍率で比べると、TV−60の優位性が楽に見て取れた。
120倍で明るい恒星を見ても、同じパターンの内外像を示す。TV−60の対物に球面収差、非点収差、その他の光学上の欠陥がないことを証明している。しかも、TV−60を常温で使用したときも、温度の低い部屋から暖かい夏の夜空に移動させた直後にも、光学性能は安定している。
あえて光学的欠点を挙げるとすれば、パンオプティック24mmを使ったときに、わずかな像面湾曲がある。このアイピースの絞り環直径は27ミリあり、対物の焦点距離360ミリ、接眼部1 1/4の望遠鏡の最大視界は4.3°である(アイピースの焦点距離を長くすれば倍率を低くすることはできるが、視界をそれ以上大きくすることはできない)。恒星は視野全域で小さな点に見えるが、中心と周辺では非常にわずかであるが差がでる。
最初は、F6という比較的短いF値からして、TV−60を低倍率・広視界用の望遠鏡だと思っていた。さらに口径60ミリからすると、有効最高倍率は120倍である。ところが、実際の最高倍率は120倍を超え、倍率は上がっても詳細はそれ以上見えなくなる「エンプティな倍率」まで上げることができた。同じことをエド・ティングがホームページで記述している。
幾夜か観察を重ねた結果、TV−60の最高倍率を180倍にすることをおすすめする。実際は、ナグラーズーム2-4mmの2ミリを使うことになる。この倍率で見る有名なこと座のダブルダブルをはじめ、二重星や月の見え味はすばらしい。ただし、180倍で見えるTV−60の視野はわずか16分、できればモータードライブ付赤道儀がほしいところ。ただ赤道儀を使うのはどうもしっくりこないので、ナグラータイプ6の2.5mmを使う。この見掛け視界82°のアイピースは、144倍で実視界32分を実現する。さらに、9ミリのナグラーと同焦点設計で差し替えが容易だ。
これほどTV−60の高倍率性能に驚いたのも、F6という短いF値にもかかわらず、他にTV−60を凌ぐ屈折望遠鏡を見たことがないからだ。小柄なTV−60の高倍率性能は、同口径でF15のハイエンド屈折それと同等。さらに、TV−60は他の同口径屈折にない広視界を実現。TV−60にパンオプティック24mmで実視界4.3°、F15の同口径屈折なら1.7°しかないところ。しかも、前述のとおり、1 1/4モの接眼部で実現できる最大視野なのだ。
TV−60はその性能と多才さゆえ、多くの人にとって極めて魅力的な「セカンド」望遠鏡である。昼間の太陽、金星、野鳥等、夜際限なく探訪した天の川など、この望遠鏡で体験できたすべてを本紙面に収めることはとうていできない。私はTV−60を軽量三脚に搭載し、いつでも持ち出せるように屋内のクローゼットにしまっている。たった3本のアイピース、24mm Panoptic、9 mm Nagler、2.5mm Naglerで、いて座からカシオペアまで天の川を何時間も楽しむ。夕日が沈むころ「さっともちだし」、「さっとしまえる」システムについて語るに尽きない。最近、私が夜だまって出かけると、家族のものたちはまずクローゼットのTV−60が残っているかどうかをチェックするそうだ。

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TeleVue-60(テレビュー・シックスティ)レビュー
      クラウディーナイト・ウェッブ・サイトより 
2004年 ランディ・ロイ


クラウディーナイト・ウェッブ・サイトより

2004年 ランディ・ロイ

TV-60をひと言でいうと、9倍(40mm Plossl装着時)から約180倍まで色収差なく結像する、はじめての60mm F6 APO。注目すべき小屈折望遠鏡である。最大実視界は4.3度、なん と月の直径の8〜9倍と恐ろしく広い。4.3度を実現するアイ ピースとして、テレビュー社はパンオプティック24mmを推奨す る。素直にパンオプティック24mmを買った私はそのすばらしさに驚嘆。高 倍率アイピースには、90倍から180倍をカバーするナグラーズーム2〜4ミリがお奨め。究極の中倍率アイピースにはナグラータイプ6/9mm。実視界2度を40倍で眺めることができる。

望遠鏡自体の重さは約1.3キロ。それに1 1/4"エバーブライト ダイアゴナル、ナグラーズーム2〜4mm、クリックストップズー ム8〜24mmを加えても総重量1.8キロ。私のカーボンファイ バー三脚に、ボーゲン社のオイルダンパーヘッドを合わせて 1.8キロだ。15倍から180倍まで出せる望遠鏡とマウントのパッ ケージで3.6キロに収まったのはこれがはじめてだ。個人的に バードウォッチングを楽しむことはないが、天体用の90度ダイ アゴナルミラーの代わりに60度ミラーを使うことで理想的な地上 用パッケージとなる。像は上下が正立、左右反転だが、地上 用としてより快適に活用できる。

広範な倍率で色収差のない広視界を実現する望遠鏡、ス- パーファインダー、ガイドスコープ、主鏡に並架する小屈折望 遠鏡、超軽量トラベルスコープ、そのすべてを網羅した美しく かつ丈夫に造り込まれた望遠鏡「Tele Vue-60(テレビュー・シックスティ)」。これほど多くの芸を一台でこなせる望遠鏡を他に見たことがない。

比較的交通量の多い近所で月、土星、木星、M42、M31、 M44、M45を観望。15倍から180倍まで、クリスプで色収差のない見え味を十分にたん能した。

TV-60の先端には、他のテレビュー屈折同様、スライド式フー ドが装着され、接眼部はレンジャーと同じ租動・微動2段式の ヘリコイド式である。望遠鏡にファインダーを取り付けるための造作は見られないが、望遠鏡自体がファインダーの役割を果 たすためそれも必要ない。テレビュー社のF2+テレポッド三脚 とナグラータイプ6/9mmで、土星と木星を容易に導入できた。

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TeleVue-60(テレビュー・シックスティ)レビュー
      テレスコープレビュー・ウェッブ・サイトより 
2004年 エド・ティン


テレスコープレビュー・ウェッブ・サイトより

2004年2月1日 エド・ティン

テレビュー社の新製品TV-60はキュートで小さな小屈折望遠鏡 である。他のテレビュー屈折とは異なり、スポッティングスコー プの様にほっそりとしてテーパー状にしまった黒い本体。頑丈 かつ重厚な構造である。鏡筒の底にはレンジャー望遠鏡のよう なダブテール式前後バランス調整バーが装備、接眼部もレン ジャー同様のヘリコイド式。レンジャーと違うのは、先端のスラ イド式フードだ。

何と言ってもみごとなのはその光学性能である。色収差がみられない。パンオプティック24mmを装着し、わずか15倍で土星 と隣接するタイタンを同視野に捉えることができる。70倍(ナグラータイプ6/5mm装着時)で土星のカッシーニの空隙を識別、トラペジウムを楽に解像、ふたご座のカストルも簡単に分離する。 とはいえ、ディープスカイを対象にするときは、60ミリという小 口径を考慮する必要があろう。M35は何とか解像するが、近隣のM37、M36、M38などの星団などはアイピースのしみ程度 だ。エキサイティングとは言えないが、とにかく口径が60ミリな のだから。

かつて、この種の小屈折望遠鏡のことを「1時間望遠鏡」と表されていたのを思い出す。1時間で楽しめる対象を十分捉える ことのできる望遠鏡だ。TV-60は、いつどこでもすばやく使え るまさに「トラベルスコープ」なのだ。


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