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ミードインスツルメンツ LX850 F8 ACF 鏡筒

有効径 254mm、305mm、356mm、406mm



F8 LX850 ACF 鏡筒の光学系

口径比F8、2スピードの精密合焦ノブ、「ゼロイメージシフト」の合焦を実現するミラー移動メカニズムなど、あらたな機能を備えたACF鏡筒。視野全面にわたるピンポイントの結像はもとより、より明るい口径比、アップデートされた合焦システムなどにより、とりわけ、直接焦点イメージングで従来品を大きく超えるパフォーマンスを発揮します。ミード社独自の ACF (Advanced Coma-Free) は、天文愛好家の手に最高峰の光学系を届けるために、ミード社が長期におよび開発を重ねて誕生させた理想の光学系です。

オーバーサイズ設計の主鏡 (※) には、膨張率の少ないショット社製ホウケイ酸ガラスを採用。独自の超高透過率を誇る UTHC (Ultra-High Transmission Coating) コーティングで仕上げます。

ACF光 学系は、従来のリッチークレチアン特有の回折スパイク、シュミットカセグレン固有のコマがない一方、リッチークレチアン光学系の優れた特長である、フラットかつ非点収差を抑えた無収差光学系。収差のないシャープな星像を結び、コマ収差や回折スパイクに邪魔されることなく、より暗い恒星までも眼視観測することが可能です。また、視野平坦化レンズなど、補正光学系によらないピュアなアプラナート系は、「これまでと違うシャープで抜けがよい星像」 を結びます。

※ オーバーサイズ設計の主鏡: 有効径に対して大きな主鏡。「有効径=主鏡径」 の製品に比べると、視野周辺まで十分な光量を確保できます。上の図 「光線 (2) 」 の光跡をたどれば、オーバーサイズの主鏡が視野周辺の光量アップにつながっていることが判ります。オーバーサイズミラーは、視野周辺まで像面が平坦でコマ収差のないACF光学系で最大の効果を発揮します。

※ LX200 シリーズの鏡筒下部には、ロスマンディ社互換のダブテールプレートが標準装備されます。

シュミットカセグレン光学系から進化したACF光学系は、写野周辺までよりシャープで芯のある星像はもちろんのこと、より淡い星像までとらえています。

上はUHTCコートが施された鏡筒と、標準コート鏡筒との透過/反射率の違いを表したグラフ。UHTCコートはすべての波長域で、標準コートに比べ15%以上高い透過率を示します。口径29センチの鏡筒を例にとれば、1.9センチ口径を拡大したに等しい効果です。反射 2 面、透過 2 面の全 4 光学面で構成される鏡筒の透過率90%超は驚異的。通常のアルミコート一面の反射率をしのぎます。

白昼、ベランダから晴天の空に補正板を向け、上半分に青空と逆光に輝く雲、下半分に上階のベランダを写しこませ、撮影した画像です。

照度の高い上半分の写り込みを透して、主鏡の輪郭と副鏡バッフルが完全に確認できることに注目してください。また、高照度光の入射でも鏡筒内にハレーションがないことが、下半分の影の部分をとおして確認できます。もとより、補正板が平面に近いシュミットカセグレン (ACFも類似) 鏡筒は、補正板が大きく湾曲したマクストフ鏡筒と比較して、補正板で発生するハレーションなど散乱光が多く、コントラストが劣ると言われてきました。ミード社独自のUHTCコートは、透過/反射率を高めることで散乱光の発生を抑え、この形式で最良の明るく抜けのよいイメージを実現します。

内蔵クレイフォード式ゼロイメージシフトフォーカサー

ミラーがリアバッフル軸上で前後移動して合焦する方式は従来品と同じですが、移動メカニズムを摺動式からクレイフォード式(ベアリング内蔵)に変更することで「イメージシフト)」の原因を根本的に排除。加えて、7:1のデュアルスピード構造の合焦ノブにより、眼視、撮影を問わず、精密で安定した合焦操作を可能にます。

*画像はミラーの反射像をハイライト処理しています。

汎用性の高いGP互換サドル

リアセル上部にはGP互換サドルが装備され、サブスコープの同架など、さまざまな目的に活用できます。

また、ミードファインダーのファインダーブラケットを受けるファインダー台座は、GP互換サドルの左右どちらにも取り付け可能です。

屈強なダブテールプレート

プレートの仕様は、ミードダブテールシステムはもとより、ロスマンディーDシリーズと互換。肉厚であることにくわえ、プレート台座の形状や固定方法など、イメージングを意識した、より剛性の高い構造です。さらに、プレートの取り付けに「押し引きネジ」が採用され、プレートと光軸の平行調整が可能になり、赤道儀搭載時のコーンエラーを最小化できます。

短焦点化のコンセプトが明確な鏡筒設計

F8光学系の比較的大きな遮蔽率は、高倍率で見る惑星面のコントラストや、2インチアイピースを使った低倍率観望にネガティブな影響をもたらしますが、反面、バッフル内径を拡張できるので、イメージサークルが拡大し、大フォーマットの素子による撮影が可能なるだけでなく、クレイフォード式のミラー移動メカニズムを組み込む余地が確保できるという大きなメリットがあります。

F10のACF鏡筒はフォトビジュアル鏡筒として惑星観測まで対応できる「多目的鏡筒」である一方、F8ACF鏡筒は直焦点撮影に特化した「アストログラフ」といえます。

仕様と価格

基本構成の
税込価格

LX850 F8 ACF 10" 鏡筒
638,000円
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LX850 F8 ACF 12" 鏡筒
825,000円
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F値 / 光学系
F8 / ACF (Advanced Coma-Free)
有効径
254mm
305mm
焦点距離
2,032mm
2,438mm
分解能
0.46"
0.38"
極限等級
> 13.8 等星
> 14.2 等星
コーティング
UHTC(Ultra-High Transmission Coatings)
合焦システム
内蔵式デュアルスピードクレイフォード式 (ゼロシフト)
鏡筒重量
約15kg
約18.6kg
付属品
ロスマンディー社互換ダブテールプレート、GP互換サドル、フロントダストカバー
オプション
保証
2 年間


基本構成の
税込価格

LX850 F8 ACF 14" 鏡筒
1,397,000円
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LX850 F8 ACF 16" 鏡筒
2,178,000円
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F値 / 光学系
F8 / ACF (Advanced Coma-Free)
有効径
356mm
406mm
焦点距離
2,845mm
3,251mm
分解能
0.33"
0.28"
極限等級
> 14.5 等星
> 15.7 等星
コーティング
UHTC(Ultra-High Transmission Coatings)
合焦システム
内蔵式デュアルスピードクレイフォード式 (ゼロシフト)
鏡筒重量
約29kg
約31.8kg
付属品
ロスマンディー社互換ダブテールプレート、GP互換サドル、フロントダストカバー
オプション
保証
2 年間


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